甲斐駒 黒戸尾根 日帰り

甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)は、南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2,967 mの山である。峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山[1]、新日本百名山[2]、新・花の百名山[3]、山梨百名山[4]、日本百景に選定されている。wikipediaより
「日本アルプスで一番つらい登りは、この甲斐駒ヶ岳の表参道かもしれない。何しろ六百米くらいの山麓から、三千米近い頂上まで、殆んど登りずくめである。わが国の山で、その足許からてっぺんまで二千四百米の高度差を持っているのは、富士山以外にはあるまい。木曽駒ヶ岳は、木曽からも伊那側からも、それに近い高度差を持っているが、登山道は長く緩くつけられている。甲斐駒ほど一途に頂上を目がけてはいない。」
(深田久弥『日本百名山』より)
03:50駒ヶ岳神社市営駐車場→08:51七丈小屋→11:08甲斐駒ヶ岳山頂→14:57刃渡り→16:52駒ヶ岳神社市営駐車場 総行動時間13時間02分57秒 歩行距離約18.6㌔(標準コースタイム15時間10分、休憩時間含まず)

03:47 皇太子甲斐駒ヶ岳登頂記念碑がある、尾白渓谷駐車場を出発です
標準コースタイム15時間10分、日帰り予定なので早めに出発

03:49 駐車場奥の登山口標識の脇に登山届け提出所があります

04:03 日本三大急登のひとつ
甲斐駒 黒戸尾根の始まりです
竹宇駒ヶ岳神社にてすみやかに参拝をすませ登山道へ入ろうとしたが見つかりません、暗闇の中さっそくプチ迷子です、後続の方にお伺いしても、私も初めてなんです、標識見あたらないですよね?と登山口が見つかりません
たしかすぐに吊り橋を渡るはずです、左側に沢の音がします
左側の方に進んで行くと登山道らしき道が、そして立派な吊り橋が有ったので安心して渡ります

04:35 樹林帯の中は暗闇ですが上空は少しずつ明るくなってきました
風が入らないので非情に暑いです

04:54 日ノ出完了

05:01 登山道にも日射しが入ってきて余計に暑くなってきました

05:29 笹の平分岐点
←甲斐駒ヶ岳 7時間 いま5時30分、そうすると山頂に12時30分?さて明るい内に戻って来れるでしょうか?

05:49…

05:50 黒戸尾根は信仰の道だったそうですが今は信仰登山は殆ど行われていないようです
難所を前に山行の無事を祈る場所として石像が要所要所に配置されているそうです

06:51 刃渡り
名前からすると険しそうですが特に問題無く通過出来ます
数名のトレランの方に軽く追い越されます
登山者よりもトレランが多いようです
刃渡りは視界が開けるので初めての撮影ポイントです

06:52 左手に鳳凰三山、オベリスクが確認出来ます。そして奥に富士山

06:53 右手に八ヶ岳連峰

06:53 右前方に中央アルプスです、景色を堪能しながらしばし休憩です

07:04 階段が増えてきた

07:10 刃利天狗

07:12 ギンリョウソウ
1週間ほど前に登られた方が先週来たときは、ひとつしか見つけられなかったけど今日は沢山咲いていますと写真を撮っていました

07:13 プリンの様な目玉焼きのような茸

07:45 初めて下ります
いままでかなり登ったのにもったいないほど下ります、この辺が黒戸山ですね

07:49 山頂らしき山が視界に入ってきましたがどれなのかわかりません、
後で分かったのですがまだまだ完全にニセピークでした

07:52 五合目 小屋跡 屏風岩の祠

07:52 屏風岩の下、祠を通りすぎると長い階段
1816年小尾権三郎が横手から黒戸尾根を開き甲斐駒ヶ岳を開山したと言われています
これ以前、権三郎の父、今右衛門が開山を試みて12年の歳月をかけたがどうしても屏風岩を越えられなかったそうです。
黒戸尾根の歴史でした
権三郎さんはこの屏風岩に祀られています
その長い階段を何の苦労も無く登って行きます
小尾権三郎さんありがとうございます。

07:54 そして鎖があったり

08:19 シャクナゲが咲いていたり

08:29 古い橋の上の新しい橋を渡って

08:34 剣が多いので目立ちます

08:36 ほぼ垂直です、こんな梯子未経験です

08:51 七丈小屋に到着

小屋の前には、南アルプスの天然水が出っぱなしです
宿泊者以外は飲用水利用料金100円でした
ガイドでは渇水することもあるので水は十分持参する事と書いて有ったので持参した行田の美味しい水道水がたっぷり有りますがせっかくですのでコップ一杯ほど冷たい南アルプスの美味しい天然水をいただきました。美味しかったですm(__)mありがとうございました

08:53 七丈第2小屋の手前の梯子を登ってテン場へ

09:02 テン場近くで

コオニユリだと思います…たぶん

09:26 八ヶ岳連峰

09:29 巻き道を通過してきた黒戸山

10:02 しっかりした足掛かりがあるので難無く登れます

鎖の末端に取り付けられた結婚記念プレート

10:25 大岩の上に2本の剣、九号目です

10:33 2本の尖った岩、あそこに登る人がいるだろうなと思っていたら下山時天辺に登って記念写真を撮っていたカップルさんがおりました

10:58 山頂手前にある東峰、駒ヶ岳神社本社に到着

11:01 山頂の手前、北沢峠分岐
山頂から下山渋滞ができてます
北沢峠に下山されている方が沢山います
非情に静かな黒戸尾根と違って賑やかです

11:08 下山渋滞に巻き込まれながらやっと山頂にたどり着けました
甲斐駒ヶ岳山頂、想像以上の大きな祠でした

11:11 山頂標識
標識をバックに記念写真を撮る行列ができるほど混雑してます

山頂にはこんな花も咲いていました

鳳凰三山、その後ろに富士山




甲斐駒ヶ岳がまるで独立峰のように360度絶景です
山頂では半袖で休憩していると肌寒さを感じるのでウインドブレーカを着て昼食にします

11:53 ちょうど一時間山頂で休んだので下山開始します
北沢峠に下山される方が殆どのようです

11:54 山頂の大きな祠を背にして来た道を戻ります

13:08 七丈小屋上のテン場

13:34 今度は急階段を降りて

14:04 ↑下山道だけど辛い登りです

16:42 白州尾白川に架かる定員五名の吊り橋に揺られながら渡って行きます
深夜見つからなかった橋です

16:46 尾白荘前にも皇太子甲斐駒ヶ岳登頂記念碑がありました

16:51 登山口に無事到着

尾白渓谷駐車場にある皇太子甲斐駒ヶ岳登頂記念碑の前に停めておいた車

日本三大急登のひとつ黒戸尾根は静かな登山道でしたが山頂は混雑していました。北沢峠からの方が殆どでした
黒戸尾根では身軽なトレランかしっかり装備の宿泊の方が多いようです
ひさしぶりに手応えのある山登ったりでしたが、まだまだ西黒尾根からの谷川岳馬蹄形には敵わないと思いました

17:33 たっぷり汗かきました
駐車場からすぐの白州尾白の森名水公園べるが内にある白州甲斐駒ヶ岳温泉尾白の湯で入浴です、湯上がりにたっぷりと白州の名水をいただきました

20:32 温泉と食事を済まして雁坂トンネル経由で帰宅です
雁坂トンネルは今年の6月から11月まで無料開放期間でした
途中笛吹大橋にて花火大会開催中でしたが渋滞に巻き込まれることもなくスムーズに通過出来て車の中からですが打ち上げ花火も観ることが出来てラッキーでした
2015年07月25日 (土) 晴れ
最後迄訪問していただきありがとうございますm(__)m
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