コウシンソウに出会えなかった庚申山

コウシンソウ(庚申草)は、タヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物。日本固有種であり、国の植物レッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されている。
1890年に三好学により栃木県の庚申山で発見され、山の名前をとってコウシンソウと命名された。
庚申山の自生地は国の特別天然記念物である。生育地は山の標高1200〜2200m付近の垂直な崖であり、 いくばくかの群落を形成するのは庚申山の数箇所のみであるが、群落自体が目立たない、垂壁や崖等の危険な場所にある上、特に目印などはないため、観察のためには、群落の位置を知る者の案内が必要である。以上wikipediaより
ガイドブックではコウシンソウの開花時期6月下旬から7月上旬
ここのところ梅雨前線の影響で週末は雨続き、今週の北関東は金曜日の15時位まで曇り予報
どうせ展望が望めないなら花でもと思い一度登った事のある庚申山なら晴れてなくても大丈夫だろうと
コウシンソウが咲いているはずの庚申山へ向かいます
04:56駐車場→06:51庚申山荘→08:06庚申山頂→10:59二度目の庚申山荘→14:24三度目の庚申山荘→16:25駐車場 総行動時間 11時間29分 歩行距離19.3㌔

04:56 曇り空の中を出発です、肌寒いけど歩けばすぐ温かくなるでしょう

林道はすぐに一般車通行止になります

05:07 庚申川に添って林道を登って行きます、丸石澤の滝を見ながら♪


05:51 天狗の投石

一の鳥居をくぐらず少し進むと庚申七滝
滝の下段まで行くと立派な滝が見れます

05:48 一の鳥居

06:12 百丁目
もう下山者が来ます 早いですね
「コウシンソウ咲いていました?」と尋ねると
「はい」
「どの辺でした?」
「左側です、看板がでていますよ」
随分素っ気ない感じでしたのでそれ以上聞けませんでした
前回登った時には気づかなかったので、ふ~ん最近親切に看板着けてくれたんだ♪なら間違いなく視られるな、ひと安心です

06:16 猟師と野猿の物語を伝える鏡岩

06:25 正面から見た夫婦蛙岩

横からです、なるほどね

06:33 看板付きで分かりやすいです

06:45 旧猿田彦神社跡
お山巡りの注意事項

奇岩・怪石がたくさんあります

06:51 庚申山荘、誰もいません

06:56 クリンソウが一面に鮮やかです

07:08 関東ふれあいの道
「南総里見八犬伝」の中に庚申山が登場し奇岩・怪石の絶景を余す事なく描写してあるそうです

07:23 しっかりしているけど登りづらい梯子を登って

07:29 コウシンコザクラ

07:30 蛙の番人を通過して

07:36 …

07:39 コウシンコザクラならたくさん咲いています、固有種みたいです

08:06 庚申山頂
「日光国立公園に属し、群馬県と栃木県の境、栃木県西部の足尾町にあり、日光火山群の西縁に位置する成層火山。
男体山と同じく勝道上人によって開山され、庚申信仰の山としてあがめられてきた」ヤマケイ、オンラインより
山頂は原生林に囲まれ展望無し
山頂手前にもコウシンソウが咲いているとブログで見たけどありません
朝一のひとは看板が出ていると言ってたけど見落し?お山巡りで探す事にします

08:11山頂から3分ほどで展望台です
右から男体山、太郎山、日光白根山

日光白根山~至仏山

皇海山、鋸山
あの距離なら皇海山クラシックコースも日帰り射程距離圏内だな
景色を見ながら休憩も済んだので下山しながらコウシンソウを探します

09:11 お山巡りコースに入って

昔はこういう看板にビビってました

09:16 天気が崩れてきたかな?

09:18 ヤマオダマキ

下からインカメラで

09:21 庚申の岩戸

09:36 めがね岩 左の穴が登山道
光りの関係で通過後のほうが良かったみたいです

09:38 梯子と鎖で登って行くと

09:43 鬼の耳擦り

亀岩、吊り鐘岩

09:45 雲が随分でてきました

10:26 嶺峰山荘

10:59 お山巡りをして2度目の庚申山荘
結局コウシンソウが見られません
山荘には誰もいないので情報収集できず
(; ̄Д ̄)?何故
朝一でお会いした方は確かに「はい」と言ってたけど
もしかして?
「コウシンソウ咲いてました?」が
「庚申荘開いてました?」に聞こえた?
地図ロイドでコウシンソウ自生地にピンポイントで向かう事にしました

11:31 2度目のお山巡りに突入です

地図ロイドを頼りに

13:13個々が自生地です
でも見あたりません
登山道を外れて踏み後が有るところに行ってもコウシンソウありません

馬の背を通って

13:27 尾根道まで来てしまいます
とうとう雨が降って来ました
納得がいきません、諦めの悪い男です
2度目のお山巡りも7割位通過しましたが納得がいかないのでまたコースを逆戻りして探します

14:24 3度目の庚申山荘に到着
お山巡りを2周半以上したけど見れませんでした残念です
山荘の関係者みたいな方が見えたのでコウシンソウについてお伺いすると
亀岩と吊り鐘岩の左側に鶴岩があるので登山道を外れて鶴岩の下まで行くとあります、それと山頂の手前の平坦になる前の右側の石(黄色いペイントがあります)の裏手に2本程咲いていますよと写真を見せてくれました
探し回ったけど無かった事を伝えると
今年は平年より2週間程開花が早いので先週末位で見頃は過ぎましたのでまた来年来てください。との事でした
確かに先程見せていただいた写真もあまり色がついてません
日影でも終盤ですので色が落ちてしまってるそうです
諦めの悪い男ですが諦めて帰ります…

15:26 食事中です

15:26 上空は雨

新緑の中をチャッチャカと下山

16:26 広い駐車場に無事到着

16:40 国民宿舎かじか荘「庚申の湯」でゆっくり入浴
入浴していた地元の方にお話しを聞くと先週末来ていた人がコウシンソウも終盤だねと温泉に浸かりながら話していたそうです
かじか荘は立派な食堂が有りますが宿泊者専用でした

18:23 渡瀬渓谷鐵道 水沼駅(駅構内に温泉施設がある珍しい駅)

で桐生名物ソースカツ丼と桐生うどんのセットを美味しくいただいてから帰宅です
桐生のソースカツ丼はキャベツが入っていませんでした

11時間半もコウシンソウ求めての山登ったりでしたが結局見れませんでした
まあ、仕事をしていても一日中上手くいかない事もあります
たまにはこういう事もあっても仕方無いでしょう
岩から滑り落ちなかっただけでも良しとします
2015年06月26日 (金)曇りのち雨
最後まで読んで頂き有り難うございました
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