
曇取山は秩父多摩甲斐国立公園のほぼ中央にあり
東京都の最高峰(2017㍍)で日本百名山です。
心配なのは積雪情報
4・5日前の山レコ拝見すると
三峰神社から積雪があり
曇取山、山頂は1㍍前後
日中溶けた雪が夜、氷になっているので
最低限軽アイゼン必用との事だった。
いつもの装備プラス、スキーウェアを持って
埼玉県三峰神社からの「三峰コース」の
往復(21.4㌔㍍)あ!ちょうどハーフじゃん
と思いながら歩いてみた。
04:58三峰神社第2駐車場→06:20秩父宮御夫妻レリーフ→07:32前白岩山→08:24芋ノ木ドッケ→09:52曇取山荘→10:30曇取山頂→11:21曇取山荘前で昼食→12:42芋ノ木ドッケ→13:09白岩小屋→14:26お清平→15:15炭窯跡→15:53第2駐車場 全所要時間10時間55分
初めの5㌔㍍位は雪がたまにあったり霜柱が立っている位だった
5㌔を過ぎると殆ど雪でたまに土の道
残り3㌔は完全に雪か氷
なのでコースの半分位は雪か氷
下山時、曇取山荘の前で持参していたペットボトル
の水がシャーベット状になっている位寒かった

04:58 三峰神社第2駐車場出発
雪道が心配なので早めに出発
第1駐車場はロープで閉鎖され
料金表の所に夜間ご利用の方は
第2駐車場をご利用下さい との事でした

05:07 登山口で曇取山往復のカウンターを押してスタート

05:15薄明かりのなかライトを点けて
樹林帯を登る、まだ雪は無し

距離標識が定期的にあるので目安になります

06:08 地蔵峠

アセビ 道中唯一咲いて花

06:20 秩父宮御夫妻レリーフ

06:21 霧藻ヶ峰 昭和8年両殿下が奥秩父登山の折り
殿下が霧藻ヶ峰と命名された様です
霧の中に揺れるサルオガセから得た発想で
いかにも奥秩父的な地名です。

霧藻ヶ峰からの素晴らしい展望です
両神山を始め秩父の山並が綺麗です

両神山の後ろに雪に覆われた裾野が綺麗な
富士山かと思いきや浅間山でした。
位置的に両神山の後ろに富士山は無い!!

06:37 お清平
悲恋に泣いた炭焼の娘お清の物語と
お経平のもう1つの言い伝えがある場所

07:16 前白岩の肩


08:09 全面雪道になって来ました
トレースが不鮮明な箇所もあります

08:34 芋ノ木ドッケ
芋ノ木とは落葉高木のコシアブラの事
ドッケとは「突起」がなまった言葉
コシアブラの多い尖った峰の地名

09:27 大ダワ
山と山の間の鞍部をタルミあるいはダワと呼ぶ
日原方面からの合流地点
男坂、女坂の分岐
女坂にはトレース無しです
迷わず男坂へ
女坂にトレースがあっても多分男坂

09:52 立派な山荘です。曇取山荘
営業中みたいですが、誰もいません

10:30 山頂到着
山頂貸し切り状態です
山頂手前で鴨沢から登って三峰に降りるシングルハイカーに会っただけでとても静かな山登りです
まだ熊は出そうに無いけどおもいっきり熊鈴(人鈴)を鳴らしながらの山登りです。

大菩薩山~甲武信ヶ岳~奥秩父
南アルプス、富士山 大パノラマを満喫します

本日ふたり目の方が鴨沢から登って来られました
写真有り難うございました。綺麗に撮れてます
証拠写真が撮れたので下山開始です

11:21 曇取山荘前のベンチで昼食タイム
山荘が風避けになって日が当たり
絶好の休憩場所でした
持っていたペットボトルはシャーベット状態なので
気温は低い様です

11:42 廃墟になった曇取ヒュッテ完全崩壊

山頂までの登りは雪が固まっていたので(凍結箇所あり)アイゼン無し
下山は滑るので軽アイゼン装着

13:09 廃墟になった白岩小屋でアイゼンを外す
アイゼンを外すのが早すぎ?たのか
体力が無くなってきたのか?
気が緩んできたのか?
3回程滑って転ぶ

13:26 曇取山上空は雲が出てきた

15:14 炭窯跡
木炭は焼き方の違いにより
黒炭と白炭(備長炭など)に分けられる
密閉度の高い黒炭窯を築くことは
条件的に難しかった為
白炭作りが行われていた様です

15:50 第2駐車場より 中央が曇取山みたいです
駐車料金の請求カードが無いのでこのまま帰ってしまおうかと思ったが
500円で神様にバチを当てられてもつまらないので
料金所へ支払いに行く
入場時に支払う為出口の車には気がついてくれません
温泉情報が聞きたいので駐車料金510円支払います
今道路が崩壊中の為4.5トン以上の車の通行が出来ない為下の大滝温泉から温泉を運ぶ事が出来ないので沸かし湯ですよ!
大きな声じゃ言えないけど 下の大滝温泉をお勧めします との事でした
大きな声じゃ言えないけど、でも小さな声じゃ聞こえません!
素直に大滝温泉に向かいます

14:26 二瀬ダム 真夜中のダムの上の通過は不気味でしたが
日中は景色を眺めながら気持ち良く通行出来ました。
ダムを過ぎて少し走ると、道路崩壊の犠牲者がここにもいました
朝、最初に山頂手前で会ったシングルハイカーの方が歩いています
途中の駅で良ければと乗せて行く事に
八王子から来ていて鴨沢~三峰神社まで降りて
バスで三峰口駅まで行って秩父線に乗る予定でしたが
バスが運行されてない為三峰口駅まで歩く事になったそうです
いつも交通機関利用で登山されている健脚者でした
少し情報収集不足みたいですね。

17:24 横瀬町の武甲温泉で入浴タイム
整形の帝王武甲山を見ながらの入浴です。

2014年04月05日 (土)晴れ。